大島ナッツは群馬県前橋市からお届けします。

 

大島ナッツは、株式会社アシストフードが運営するナッツ専門店です。

場所は群馬県前橋市上大島町。前橋でも伊勢崎寄りの、夏場はニュースでよく最高気温が話題に上がり、

逆に冬は山を越えて吹きつける強烈な「上州のからっ風」が有名です。

名産と言えば下仁田ネギ、こんにゃく、焼きまんじゅう。観光地は草津、水上、伊香保などの温泉地が有名です。

その昔、私の曾祖父はその温泉地に土産品を卸す問屋として事業を始めました。

時代の後押しもあり事業が拡大し、漬物、お煎餅、落雁、焼き甘栗なども自社製造するようになり、

その際に輸入商社との繋がりが生まれました。

祖父の代くらいに会社が業績が悪くなると、と、いうより観光業全般に少しだけ陰りが見え始めてしまい、会社を清算するという話になりました。

その際の少しだけ残った施設で好きな事をやっていいよと周りに言われたのが会社を始めたきっかけになります。

当初は先祖代々のやってきた事の真似事みたいな感じでしたが、あまり上手くいかない時期が続き、

いよいよ本当に会社が立ち行かないという感じになった時に

片手間で売っていたナッツが割と好評だった事から他の全てを捨ててナッツ事業一本に絞る事にしました。

ナッツの魅力に取りつかれて！というキッカケでは無いのが何とも残念な感じではありますが、だからこそ見えてくる部分もあると思っています。

 

大島ナッツのウリ。

 

この業界(ナッツ業界)に入って頑張ろう！となった時に、否が応でも目に付くセンパイがいます。

インターネット通販という業態が日本に誕生した時とほぼ同時にナッツを売っている人がいるんです。

お会いした事もありませんが勝手に尊敬しているセンパイ、というかもはや仙人といっていいほどの人がある日、

インタビューの記事に出ていました。そこでこんな話をしていました。

 

「ナッツも野菜とおなじなんじゃ、その年によって相場があるんじゃよ」

 

ナッツの収穫は一年に一回、そしてその時の収穫量と需要のバランスから価格が決定されます。

そういう意味では野菜と全く同じと言えます。しかしこれが悩みの種です。

収穫量が減産したり、需要が高まったりすると価格は上昇します。

仕入れ価格が上がれば当然ですが、販売価格に転嫁せざるを得なくなります。

ですが、ミックスナッツの場合　くるみ　カシュー　アーモンドの中の

１種類だけ価格が上がった場合はどうでしょうか。

 

「実は良いテクニックがあるんじゃ、ミックスの配合を変えるんじゃよ」

 

つまり、価格の上がった１品種の配合を本来から減らし、他の品種の配合の割合を増やすことで

コストを今までと変わらないようにし、価格上昇を穏やかにするという手法です。

そしてこの手法は何も特別な事では無く、ナッツ屋なら誰でも思いつく業界のよくある手法でした。

ですが、お客様目線ではどうでしょうか「同じ商品を買ったのに今回は均等に食べてるのに最後くるみばっかり…」

なんて事になりかねません。

 

そのインタビューを見た時に決心しました。

まやかしは止めて配合は絶対守ろう。インターネット通販はお客様は商品を見て買えないから

届いてから「こんなはずじゃない」はフェアでは無い。本当にコストが厳しい時は価格は上げさせてもらい、

あとはそれに見合っているだけの価値があるかという勝負になるはず。

 

大島ナッツはこれからも「いつ買っても同じ品質」を守っていきます。

 

※途中の仙人のインタビューはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。